【保護者向け】みんなどうしてる?サッカーの試合や練習を休ませる判断基準とは

「お母さん、来週の土曜日に練習試合入ったで」

「あれ?来週の土曜日って土曜授業じゃなかった?」

「そうやねん、○○君は土曜授業休むってさ。俺もそうしたい」

「でも、この前の日曜参観も休んだやん。また被ったんや、行事予定提出してるのに…」

 

ジュニアサッカーをしていると、定期的に学校の年間行事を所属チームに報告する機会があります。

運動会や授業参観、夏休みの期間など主に土日祝に行われる行事を前もって知らせておくということです。

コーチは、各選手の予定を見ながら試合を組んだり、対外試合に参加できるかどうかを判断します。

 

しかしながら、全員の予定を汲み取りながら予定を立てるのは難しく、しばしば大事な行事とサッカーの試合や練習が被ることがあります。

子供の意見を尊重したいのは山々だけど、学校の行事も大切にしたい。

今回は、チームのコーチや学校の先生の気持ちも考えつつ、サッカーの試合や練習を休む基準について考えてみたいと思います。

「サッカーを続けること」と同じくらい「サッカーを辞めること」を考えていこう

 

保護者が内包する、行く行かないの心理的基準


各家庭で異なるものの、保護者の中には行く行かないの心理的基準があります。

おそらくみんなこうするという、だいたいの正解があるということです。

これは上級生の動向やチームの空気感を見ながら醸成されたもので、チームに内在する暗黙のルールのようなものでもあります。

もちろん保護者の間でも事前に相談や共有がされていて、同じような判断を迫られた保護者同士で行動を合わせることも良くある話です。

多くの保護者が持っている基準は、以下のようなものであるように思います。

 

■休ませる

風邪(熱あり)

怪我(通院中)

 

熱があったり、怪我をして通院中であるならば、言うまでもなく休むことになります。

無理をして行くことで他の選手にうつしたり、怪我を悪化させる恐れがあるからです。

たとえ体調が回復したとしても、数日は様子を見ながら参加した方が良いと思います。

 

■練習は休む、試合は内容により判断

学校行事(運動会や授業参観など)

土曜授業

家族のイベント(旅行や帰郷など)

 

よく聞くのは、運動会と公式戦の日が被るパターンです。

チームの主力選手であれば、学校の運動会でもリレー選抜に選ばれていたり、組体操で一番目立つところを任されていることがあります。

学校側としても急に代理を立てるのは難しく、予定が重なりそうなら懇談会などで予め伝えておいたほうが良いと思います。

 

どちらも本番に向けて練習しているので、甲乙つけがたいところですが、サッカーが好きな子供なら公式戦を選びたいというかもしれません。

しかしながら、保護者が「学校あっての習い事」という考えだと、学校行事を優先して欲しいとなり意見が分かれてしまいます。

特に6年生の最後の運動会で、かたや最後の公式戦、しかも強豪チームと対戦するとなると悩みは大きくなるばかりです。

 

ここまでくると、誰々が休むとか誰々は試合に行くとか、誰々は2試合目から参加できそうとかの情報が交錯するようになります。

そうすると、あの子が休むとうちの子が出場できるとか、追加招集があるんじゃないかとか、保護者側もヤキモキするわけです。

挙句の果てには、ちょうどいい具合の雨で運動会は延期になり、サッカーの試合は決行になってくれないかなと神頼みしてしまうこともあります。

 

元気だけど…は、各家庭の判断が問われる


さらに判断が難しくなるのが、元気だけど他の習い事と被ったり、元気だけど足がちょっと痛いといった、元気だけど…という場合です。

どちらかというと、試合よりも普段の練習のときにどうするかの判断をしなければなりません。

 

■各家庭で判断が分かれる

他の習い事

体調不良(熱なし)

疲労(オーバーワークなど)

足の傷み(病院に行っていない)

 

習い事は月謝を払っているため、休むとその費用が丸々無駄になってしまいます。

また、キャプテン翼やスラムダンク、はじめの一歩に胸を熱くしてきた世代には、少しくらいの疲労や足の傷みは日常的なことと捉えがちです。

それくらい我慢しなさいと思う一方で、子供が出すサインを見逃すと大きな怪我に繋がってしまうのが悩みどころです。

 

この辺りは、各家庭の判断が分かれやすく、保護者の考え方が一番反映するところだと思います。

そして、この判断はこれまでの経緯や程度によるため、子供だけで判断するのは難しく、保護者も一緒に決めるべき内容になります。

周りが行くから行くのではなく、子供の状況を冷静に判断し、決断することを求められます。

 

重要なのは、周りと合わせるところと家庭で割り切るところの境目がどこにあるかで、家庭の基準を普段から明確にしておくことです。

そのためには、学校行事と各習い事の優先順位を子供と話し合っておくことや、普段から足の状態や疲労度合いを観察しておくことが必要です。

もし、疲れがたまっているな、休ませた方が良いなと思った場合は、例え子供が元気であっても割り切って休ませる。

そうすることで、休むタイミングが分かったり、休んだ後に体がどうなったかが分かるようになります。

 

もし、試合前やセカンドチームの選手で試合に出れなくなるのが心配なのであれば、休む連絡を入れる時に「自宅でこういう内容のトレーニングをしておきます」と入れておくことで、コーチの心証が良くなります。

コーチとしても保護者が子供の体調を把握してることが確認できますし、家庭の考え方を伺い知ることができるため、お互いにメリットがあります。

この辺りは、保護者ができるベンチワークであり、他の選手に迷惑が掛からないように努力できるところです。

 

1人が休む影響は、思っているより大きいのかもしれない


人数の少ないチームであると、1人が休むことでチームのモチベーションが大きく変わることがあります。

休むのが主力選手だったり、休む日が公式戦と被っているとチーム全体に影響が出るため、他の選手や保護者も気になるところです。

 

コーチは選手を補充しないといけないので、普段は呼んでいないセカンドチームの選手や下の学年の選手を試合に呼ぶことになります。

特にレギュラーや飛び級を狙っている選手にとっては、願ってもないチャンスであると言えます。

実は、選手だけでなく保護者にとっても影響範囲が大きいことが分かります。

 

ところが、実際の試合になると主力選手が抜けたことで全体の士気が上がり、普段よりも良いパフォーマンスが出たりします。

「アイツがいない」ことがチームの結束を高め、「このチャンスを活かしたい」がサブ組の競争力を生むからです。

休んだ選手も、自分がいなかった試合で良い結果が出ると「やばい、俺いなくても大丈夫って思われるかも」と危機感を感じることになります。

 

もちろん、主力選手が休むことでチームが弱くなることもありますが、長い期間同じメンバーで戦っていくことを考えると、こういった刺激をあえてつくっていくことも必要なのかもしれません。

主力選手に頼りっ切りになっている状況や、控えに甘えてしまっている状況に気付くには、良い機会であるように思います。

1人が休むことでいつもの関係が崩れ、回りまわって結果的にチーム全体の底上げに繋がるという訳です。

 

「よし、今日は練習を休んでしっかり休養しよう」

「その代わり、次は休んでよかったねと思われるくらいのパフォーマンスをしよう」

ジュニアサッカーを観戦する日々には、そういった『親子で立ち止まる日』もあるように思います。

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